C大阪FW玉田圭司(35)が13日、大阪・舞洲練習場で練習を行い、雑音をシャットアウトして群馬戦(18日、正田スタ)に集中することを誓った。

 玉田は「僕らはいつも通り。自分たちのやることは全く変わらない」。今季から指揮を執るパウロ・アウトゥオリ監督(59)が10日の北九州戦後に、選手を集めて辞意を表明したと一部で伝えられ、前日12日に否定したことについて「動揺はない」と力強かった。

 プロ17年目でW杯2大会に出場したベテランFW。若手が多く所属するC大阪で自分自身の経験を伝えることも役割だ。「サッカーの世界というのはいろいろある。柏時代もいろいろあった。もし、内部で何か起こっていたとしても、外に(その雰囲気を)見せないようにするのも僕たちの仕事」。チームは現在、J1自動昇格圏の2位磐田と勝ち点4差の4位につけている。1年でJ1に復帰する目標に向かってブレないチーム力を次の1勝で証明する。