浦和DF槙野智章(28)が「異名」払しょくへ、アウェーでの宿敵打倒を誓った。今日17日にG大阪と対戦。16日、攻守の柱は「この時期に反省を生かさないと。毎年言われる『失速の浦和』を払しょくしたい」と意気込んだ。

 G大阪には昨年は勝てば優勝の第32節ホーム戦で0-2と敗戦。逆転優勝を許した。12年も首位と2差3位だった第26節に0-5と大敗。その後の失速の契機となった。「悔しさこそがチームのベース。89分優位でも、1分で仕事をする選手にやられる展開もあった」と表情を引き締める。

 14日に日本代表の中東遠征から帰国したばかり。「イラン戦直前は、朝の5時くらいからホテルの部屋の電話が鳴りまくったり、夜中に火災報知機が作動したり、なかなか大変でした」とアウェーの洗礼も浴びた。それでも「体調はまったく問題ありません」ときっぱり。チームもペトロビッチ監督が、練習開始前に1時間のミーティングを施すなど準備は万全だ。