女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」のMF澤穂希(37=INAC神戸)が、来年も現役を続行し、リオデジャネイロ五輪出場を目指すことをあらためて明言した。

 10日、都内で「タニタ健康大賞」贈賞式に出席。今夏の女子W杯カナダ大会での男女通じて世界初の6大会連続出場などを評価されての受賞に「今後も健康でいられるようにトレーニングして、リオ五輪を目指したい」と誓った。

 健康には30歳を過ぎてから意識し始めた。「それまではストレッチとかもしないで、そのままって時もありましたけれど、今は疲労も考慮して入念にやるようになったし、食事の面でも体のことは気にしています」。練習前後の入念なストレッチや、風呂での交代浴、食事は野菜から摂取するなどして維持してきた。

 今年1年を漢字1字で表すことを問われると「W杯決勝の場にいられることもできましたし、結婚もして『楽』です。来年も忙しくなりますが、楽しい1年にしたい」。10月に現役引退を表明した宿敵でもあり親友の米国代表FWワンバックさん(35)に対しても、「ずっと一緒に戦ってきた戦友なので(決断を)尊重しています」と話し、「(INAC神戸)松田監督からもまだまだ伸びしろがあるぞっていますし、主人のサポートにも支えられています」と笑顔で意欲を示した。