昨季、過去最高の5位でプレーオフに進出した愛媛は、アウェーで清水と引き分け、貴重な勝ち点1を手にした。

 前半から攻め込まれる場面が多かったが、ゴール前を固める守備で失点を防いだ。後半途中からはボランチを3枚に増やし、守備からのカウンター攻撃を狙った。MF小島秀仁(23)は「途中からシステムを変えて、相手にとって嫌なポジションをとることができたと思う。手応えはあった」と振り返った。

 11年に清水のヘッドコーチを務めていた愛媛の木山隆之監督(44)は「この場所に、監督として戻ってこられたことがうれしい」と話した。試合については「清水に力があるのは分かっていたので、勝ち点1が勝ち点3に匹敵すると選手に伝えていた。この勝ち点1が、次の試合につながるようにしたい」と手応えを口にした。