日本代表ハリルホジッチ監督が、試合の視察と指導を同時に? 行った。20日、ACLの東京-全北戦(味スタ)で、けがで帰国中の武藤(マインツ)と出場停止の東京DF森重と試合中に対面。VIPブース内で身ぶり手ぶりで何やら伝えた。

 直立不動の2人は神妙な面持ちで聞き入った。前日19日のG大阪も含め、視察したACLは2試合連続で日本勢が黒星。試合後は不機嫌そのもの。「昨日と今日で不安になり、心配になった。残念だ」と言った。会場では心を痛める熊本地震への支援活動などについても、日本協会の田嶋会長に直訴。「まだ決定事項はない」としたが、同会長によれば「いっぱい、いっぱい提案をいただいた」とのこと。こちらでも思いの丈をぶつけたようだ。