J2清水MF石毛秀樹(21)がスタメン再奪取へ、アピール弾を決めた。23日に静岡市で開かれたJFLのホンダFCとの練習マッチに出場。後半39分に右クロスをダイビングヘッドで合わせてチーム4点目をマーク。同43分にはダイレクトシュートでこの日2点目を挙げた。5-0での快勝劇に貢献し「一番は結果を残すことがアピールになると思った」。得点以外でも積極的にボールに絡み、攻撃陣をけん引。ピッチでひときわ存在感を放った。

 22日のアウェー東京V戦は右MFとして先発の有力候補とされながら外れた。チームも1-2で敗戦。後半途中から出場したが、大きな見せ場を演出できなかった。「本当に悔しかった」と振り返るものの、ピッチ外から冷静にチームの課題を客観的に分析できたという。「90分で試合を考えたときに何が今一番大事なのかを考えてプレーしていないと思う。ゲームの流れ読んで、冷静にやらなければいけない」と口にした。

 次戦はホームに群馬を迎える。チームは4戦勝ちなし(1分け3敗)で10位。上位進出へ、敗戦は許されない状況だ。石毛は「自分が試合に出て何かを変えたい」と3戦ぶりの先発復帰を見据えた。【神谷亮磨】