J2清水MF白崎凌兵(23)が、攻撃陣のキーマンになる。明日2日のアウェーC大阪戦で左サイドハーフでの先発が濃厚になり、9月30日、静岡市内での非公開練習後に引き締まった表情で言った。

 「警戒されても崩さないといけないし、自分が攻撃を引っ張りたい」

 小林伸二監督(56)の戦力分析によると、相手も左サイドの攻撃が生命線。対して清水は、今月に入り右サイドのMF枝村匠馬(29)とDF六平光成(25)の主力2人が負傷離脱した。代役は流動的で連係面での不安もあることから、左サイドハーフの白崎にかかる期待は大きい。

 リーグ3位C大阪とのアウェー戦は、98年以来勝ちなしと鬼門だが、J1自動昇格圏内の2位に入るには負けられない一戦。白崎は「積極的にボールを触って流れを引き寄せたい」と力強く話した。【神谷亮磨】