10年ぶり4度目の優勝を逃した広島は、逆転負けを悔やんだ。前半28分、高2のMF松本がミドルシュートをねじ込んで先制した。前半終了間際には、FW山根が右足シュートを決めて、2-0。山根は今大会6試合9得点で得点ランク首位を独走した。

 それでも、後半に自慢の守備陣が崩れて2失点。あっという間に追い付かれてしまった。沢田謙太郎監督(46)は「後半の入りが悔やまれる。後半は相手の攻撃をくじくようなことができなかった。相手の攻撃の質とスピードが上がりついていけなかった」。10番を背負う山根は「チームとしていい結果で、優勝して得点王になれたら良かった」と唇をかんだ。