鹿島アントラーズがACLとの過密日程を見据えたターンオーバーに失敗し、連勝が4で止まった。前節大宮アルディージャ戦から先発6人を大幅変更。MF小笠原に替えてJ1初先発の20歳MF三竿健をボランチ起用するなど、中盤4人を全員入れ替えたが、5戦ぶりの完封負けを喫した。石井監督は「メンバー選びから、すべて私が決めたこと。敗因は私の責任。中盤でボールを失う回数が多かった」と肩を落とした。

 後半開始直後にカウンターからのクロスに対応しきれずに失点すると、中盤3人を交代。打開できなかった相手守備を崩す場面も増え、後半だけで11本のシュートを放った。同42分には三竿健の左足シュートがポストに直撃。終了間際にはFW鈴木が右足でシュートを放つも、相手GKの正面をついた。三竿健は「縦にテンポを上げる必要があった」と反省した。今日9日にはACL1次リーグのブリスベン戦(12日)に備え、オーストラリアに出発する。