U-20W杯韓国大会(5月20日開幕)に飛び級で選出されたFW久保建英(15)が所属するFC東京U-23はFC琉球に完敗した。久保は先発し、後半38分までプレーした。
序盤から押される展開になった中、久保は随所で見せ場を作った。前半23分、中央付近でルーズボールの取り合いに。とっさに体を回転させながら相手の足をかわして一気に敵陣内に加速し、得点機を作った。また相手の股を抜くパスで味方と相手GKの1対1を演出する場面も。敗戦に笑顔は少なかったが、「ゴールに向かうドリブルとか、引きつけてのパス、組み立ても得意な分野です。これまでの試合に比べると、何回かは出せていたと思います」と収穫を挙げた。
東京ユースは前半18分で退場者を出すなど、序盤から苦しい戦いを強いられていた。「安易なミスと準備不足から」と中村監督が話すように反則が続出し、自軍だけで9枚のイエローカード。2人が退場処分になった。ホームで苦い敗戦を喫し、指揮官は「情けない試合だった。サポーターのみなさんに申し訳ない」と話した。