モンテディオ山形が途中出場のFW中山仁斗(25)の、後半ロスタイムの劇的なゴールで、アウェーで湘南ベルマーレを1-0で撃破した。今季初の3連勝で、木山隆之監督(45)の通算100勝目(すべてJ2)を飾った。中山は土壇場でも落ち着いていた。後半ロスタイム2分にボールを持つと、DFをかわし、左足で決めた。ジャンプしベンチ前へ向かうと歓喜の輪が出来た。FW中山は「コースが開いたのは見えた。シュートを打ったからゴールになった。打つことに意味がある」と振り返る。

 後半30分にFW阪野豊史(26)と交代。阪野の1トップから自身と永藤との2トップ気味に変わった布陣で、前線からプレスを積極的にかけた。「自分はJ3からやってきた選手。1番かは分からないけれど、思い出の上位に残るゴール。チーム内の戦いに勝って先発したい」と固く誓った。【村上幸将】