<サッカー:第59回全日本大学選手権・第19回同女子選手権>◇決勝◇5日◇国立競技場

 男子は関大が延長の末、2-1で中京大に勝ち、43年ぶり2度目の優勝を飾った。女子は早大が4-1で武蔵丘短大を下し、2年連続3度目の優勝となった。最優秀選手には、男子で決勝点を挙げた関大FW奥田勇太(1年)が選ばれた。

 ともに2度目の大学日本一を目指した男子両校の対戦は、43年ぶりの関大が10年ぶりの中京大を抑えた。延長後半に奥田がヘッドで決勝ゴールを決めて、粘る相手を突き放した。関大はジュビロ磐田入りが内定しているFW金園が前半18分に先制ヘッドを決めるなど、ゲームを支配した。ロスタイムで中京大MF中村にFKを決められたが、最後まで慌てなかった。島岡健太監督は「選手たちがよくがまんしてくれた」と労をねぎらった。