今季限りでG大阪を退任する西野朗監督(56)が、来季監督の就任要請を受けていた浦和へ、断りを入れたことが12日、分かった。

 この日の午前中に浦和側に電話で、正式に断りの連絡を入れたという。

 西野監督は「電話で『本当に申し訳ない』と言った。浦和は再建に対して強い気持ちがあり、それに応えたいという(気持ちを)自分も浦和に対して持っていたが、自分の気持ちが足りなかった」と話した。

 理由はG大阪からの退任通告が11月末と遅く、新たにビッグクラブを率いるための気持ちの切り替えが間に合わなかったためという。今後、他のクラブからオファーがあっても「恐らく同じ気持ちでしょう」と交渉に応じることを否定。G大阪から打診されたゼネラルアドバイザーにも、就かない意向を示した。