<J1:柏0-4大宮>◇第8節◇26日◇柏

 大宮の両FW、190センチのノバコビッチ(33)、186センチのズラタン(29)に対抗するため、2戦連続スタメンとなった185センチの柏DF渡部博文(25)が悔しがった。ヘディングの競り合いでは負けなかったが、相手の巧みなポジショニングによって失点した。

 前半18分に先制点を献上した場面では、ノバコビッチに渡部と左サイドバック増嶋竜也(28)の間に進入された。渡部は相手の左クロスを防ぐコースに入るか、同FWについてクロスを受けさせないようにするか迷い、結局、中途半端な位置でノバコビッチにパスが渡るのを許してしまった。

 渡部は試合後、「僕とマスくんの連係ミス。あの2人のFWは相手の間にいたりするポジショニングが本当にうまい。もっと対応できたら防ぎきれた」と反省。その上で「正直4失点は悔しいですけど、今日の試合を教訓にして、DFの連係をしっかりして、ACLに生かしたい」と話した。