<天皇杯:東京0-0(PK戦4-5)広島>◇準決勝◇29日◇国立

 広島の森保一監督(45)がリーグ戦と天皇杯の2冠へ力強く決意を表明した。

 守護神のGK西川周作(27)がPK戦を3本を止める活躍もあり、粘り強い戦いで「我慢合戦」を制して元日の決勝進出を決めた。

 広島は前身の東洋工業、マツダ時代も含め、天皇杯決勝で7連敗中。優勝は東洋工業時代の1969年度の第49回大会以来、44年間も遠ざかっている。

 このような「負のデータ」があるが、森保監督は「確かに決勝はJリーグが始まる前から勝っていないですけど、今までの決勝と今回は違う。何が違うかと言うと、これまではトーナメント戦の勢いで決勝まで進んだ。今回はリーグ戦で年間を通して結果を出し、天皇杯でも勝つべくして勝ってきたと思う。今回は我々が力を出し切って決勝の舞台でも勝ちたい」と言い切った。