<J2:京都3-1福岡>◇第23節◇26日◇西京極

 J2京都が福岡を3-1で下し、逆転勝利で7位に浮上した。前半20分、DFバヤリッツァ(32)のオウンゴールで先制点を許したが、後半34分にCKからDF酒井隆介(25)が同点ゴール。同36分には徳島から期限付き移籍したばかりのFWドウグラス(26)が右クロスを頭で押し込み、勝ち越し。さらに同ロスタイムには得点ランク首位のFW大黒将志(34)が今季16点目となる3点目のゴールを決め、勝ち点3をつかんだ。

 就任後、リーグ初勝利を収めた川勝良一監督(56)は「前半、臆病で消極的に見えたので、ハーフタイムにソフトな雷を落とし、寝ている人を起こした」と明かし「後半のサッカーを今後は前半から出していきたい」。チーム合流後、わずか4日で巡ってきた出番でさっそく結果を残したドウグラスは「移籍後最初の試合だったので、何かを見せられたらと思っていた。ゴールを決めることができ、自分の情熱を伝えることができたと思う。これからもチームに貢献したい」と笑顔で話した。

 なお、この試合は13日の天皇杯2回戦鳥取戦(とりスタ)を観戦予定だったサポーターが、会場に向かう途中で交通事故死したことを受け、選手たちは喪章をつけてプレーした。