浦和は29日、大宮とのさいたまダービーへ向けて前日練習を行った。

 いつも通り、ボール回しなどの基礎練習から紅白戦で終えた。

 相手は17位とはいえ、浦和相手には別のチームに変貌を遂げる。ペトロビッチ監督も「Jリーグのどのチームもそうだが、相手チームへの対策を練ってくる。やりにくさはあるが、疑問なのは大宮がなぜ17位なのか?

 ということだ。浦和の選手のほうが、明らかに質が高いのだろうか。大宮も日本のRマドリードというくらい、質の高い選手はそろっている。私は日本に来て9シーズン目になるが、その間大宮がまとまって戦っていたのはあまりなかった。ポテンシャルは高いと思う。なのでもっと上に来てほしい」と話した。

 現代サッカーには欠かせない資金力にも着目しているという。「経済力は、ある種、チーム力の指標になる。レアル、バイエルン、ミラン、バルサ、40億、50億、100億円使って補強するのが世界のトップだ。サッカー界を思えば、大きなお金が動くのは良くないと思うけど」と大宮の潤沢な資金を、遠回しに批判し舌戦を仕掛けていた。