リティ監督、猶予3試合の初戦落とした
<J2:広島3-0福岡>◇第13節◇◇11日◇レベスタ
窮地に立つ福岡リトバルスキー監督(48)が、また一歩追い込まれた。去就の判断材料となる3試合の初戦は、広島に0-3の完封負けで3連敗。悪い流れを変えることを続投条件としている田部和良GM(46)は「この試合では、流れを変えることができなかった」と厳しい認識を示した。鳥栖は勝ち点で並んでいた湘南に、熊本は参入同期の岐阜に、ともに敗れた。J2九州勢3チームが、そろって敗れたのは今節が初めて。
指揮官の去就がかかる正念場にも、福岡はミスから失点を繰り返した。DF山形辰徳(24)が相手エースFW佐藤寿人(26)をマンマークし、今季初めて3バックで臨んだ。佐藤を封じても、中盤の厚い攻撃は防げない。前半29分にマークミスで先制を許し、後半にもCKでゴール正面の選手をフリーにして失点。3点目は、福岡の方が人数が多かったがサイドを崩され、リトバルスキー監督は「苦しい状況で良いチームと戦い、こういう結果になってしまった」と沈痛な表情で話した。
続投判断まで3試合の猶予を設けた都筑興社長(66)は試合後すぐ、所用のため引き揚げたとクラブは発表。代わりに取材に応じた酒井龍彦専務(56)が「第1クールが終わるまで(3試合)の結果と内容で、立て直しがどこまでできるか見きわめたい」と静観の構えを見せた。ベンチの後ろで戦況を見守った田部GMは「うちにも2点くらい取れるチャンスがあり、決まれば雰囲気は変わったはず。でも、変えることができなかったというのが現実だ」と、残念そうに話した。首位広島が相手とはいえ、5試合勝ちに見放されたリトバルスキー監督の立場は、いっそう不利なものになった。次節(18日)はアウェー横浜FC戦。かつて指揮を執った古巣との初対決が、指揮官の命運を握る。【佐藤千晶】
[2008年5月12日9時48分 紙面から]
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