福岡の19歳レフティーが、プロ初の右サイドでステップアップを狙う。MF鈴木惇(19)が21日の紅白戦で、先発組の右サイドに入った。篠田善之監督(37)は「愛媛戦(23日、レベスタ)では攻撃の起点になってほしい」と8月16日以来の先発起用を示唆した。

 雨の中、右サイドを駆け上がる鈴木が、攻撃を活性化させた。昨年6月2日ホーム徳島戦でデビュー以来、Jでも、U-19(19歳以下)日本代表でも、左サイドが定位置だった。「ユースの試合でも右サイドは何度かしか経験がないが、左より、やりやすい」と好感触を得ている。昨季は4試合66分間、今季は15試合801分で、リーグ戦出場は867分。あと33分で、C契約から、変動報酬に制限のないA、B契約に移行する。「(900分は)もう少し早く達成したかった。出られたら、ボランチと絡んで、シュートも打っていきたい」と、節目で公式戦初得点も狙う。