<練習試合:清水2-0札幌>◇14日◇鹿児島・ふれあい運動公園

 ほろ苦い“デビュー戦”となった。札幌の現高校2年のMF古田寛幸(17)が後半13分からピッチに入った。右サイドハーフの位置で清水ゴールに迫りはしたが、持ち味のスピードあるドリブルは見せられずじまい。「プレッシャーが速くて、ボールを取られるのが一番怖くて。そこはびびってしまった」。プロの壁を痛感させられた。

 緊張こそなかったが、ユースとは勝手が違った。試合終了間際に右サイドから中央へ切れ込み、利き足の左でゴール右へわずかに切れるミドルシュートを放ったが、納得いくものではなかった。「足が動かなくてスピードが上がらない状態でのものなので。得意の形ですが、納得したものではなかった」。フィジカル面を含め、反省だらけの1日となったが「これを反省して次につなげたい」と出直しを誓った。