<練習試合:仙台2-1熊本>◇19日◇宮崎県総合運動公園陸上競技場
ベテラン健在!
J2仙台FW平瀬智行(31)が、自身今季初めての対外試合となるJ2熊本戦に出場し、1得点を挙げた。0-1の後半7分に同点弾を決めて逆転勝利に貢献。昨季11得点のチームFW得点王は、キャンプ序盤から好調をキープし開幕へ視界良好。18日のG大阪戦で活躍し、開幕スタメンに名乗りを上げた中島、中原の24歳「中中」コンビに、待ったをかけた。
後半7分、右サイドのMF曽我部から柔らかいクロスが上がる。ゴール前で相手DFの前に出た平瀬は、迷わず右足でダイレクトボレー。ゴールネットを豪快に揺らした。それでも「普通っす。(曽我部)慶太のボールが良かっただけ」と素っ気ない。決めて当然-とばかりに無表情で自陣に戻った。手倉森監督も「平瀬にしてはテンポが遅い。(本来の力は)こんなものじゃない」と高いレベルを要求した。
本人や周囲の言葉はそれだけ、今年は始動から好調を維持している証しだ。昨年は股(こ)関節周辺の痛みで別メニュー調整だったが「今年は、最初からやってきたトレーニングが基礎になって感触がいい」と平瀬。昨年、キャンプ終盤に初出場した試合は14分間の途中出場にとどまったが、この日は後半38分に「お役御免」となるまで精力的に走り回った。「去年に比べて楽に動ける。90分間フル出場はもちろん(リーグ戦の)51試合に向けた体力をつけられたかな」と順調そうだ。
18日のG大阪戦ではFW争いのライバル中島が1得点、中原がアシストを記録したが「何とも思ってません」と平瀬。先発争いについて「全51試合のスタメン出場はバテるから無理でしょ」と笑ったが「今日は悪くなかった。ゲーム感覚を徐々につかんでいければ」と言った。頼もしいベテランがFW争いを活性化する。【木下淳】



