<J1:新潟2-1横浜>◇第4節◇4日◇東北電ス

 新潟がFW矢野貴章の決勝点で首位争いから1歩抜け出した。1-1で迎えた後半ロスタイム。右サイドからFWチョが上げたボールを、ゴール前で待って右足で決めた。ヒーローインタビューでは「明日(5日)が(25歳の)誕生日なんでよかったです」と自ら明かし、さらに大きな拍手を受けた。

 「相手も攻撃的に出てきていたし、ボクもリスクを冒していこうと思い(前に)残っていた」。3月28日のバーレーン戦では日本代表に選出されながら、ベンチ外だった。悔しさが残るところだが、矢野は「そういうのは抜きにして頑張ることが大事だからね」。

 チームにとっても大きな勝利だった。前節も首位だったが、勝ち点では名古屋と並んでいた。勝ち点で1歩抜け出しての単独首位は04年のJ1昇格後初。矢野、大島、ペドロ・ジュニオールの3トップが効いて開幕2試合で6点を奪い連勝も、ナビスコ杯を含めた最近3試合で1点しか取れず白星なし。相手に研究の跡が見えていただけに、それを打ち破る勝利だった。矢野は「可能性のあるシステムだし、まだやれることはある」。シーズン序盤とはいえ、新潟が主役に躍り出てきた。【飯島智則】