<J1:浦和0-0G大阪>◇第12節◇16日◇埼玉
G大阪にとっては痛いドローだ。アウェーで浦和との注目対決に臨んだが、0-0のスコアレスドローに終わった。勝ち点「1」は獲得したが、公式戦9戦連発中だったエースFWレアンドロ(24)が、左太もも裏を負傷。長期離脱の可能性も出てきた。
あまりに痛い。G大阪のエースFWレアンドロが、長期離脱する可能性が出てきた。前半39分にドリブル突破を図った際に、ボールに足を取られて転倒。左太もも裏を負傷し、担架で運ばれて途中交代した。西野監督は「(復帰まで)どれだけかかるか分からないが、筋肉系だから重い(故障)だろう。肉離れと聞いている」と表情を曇らせた。
帰阪後の17日にも精密検査を受けるが、仮に肉離れなら1カ月以上の離脱となる可能性が高い。後半戦開幕となる6月20日新潟戦はもちろん、同24日のACL決勝トーナメント初戦(相手未定)の出場も微妙になる。柳田ドクターは「今は松葉づえをついた状態です。明日以降の検査結果を待って(治療の)見通しを立てたい」と明かした。
レアンドロは前節まで公式戦(ACL含む)9試合連続ゴールを挙げており、この日の浦和戦で元横浜FWサリナスが97~98年にマークした公式戦10戦連発のJ記録がかかっていた。体調不良を克服して強行出場したが、思わぬアクシデントに見舞われた。エースの負傷により、チームも公式戦16試合ぶりの無得点。今季の攻撃的ガンバの象徴の離脱は、大きな試練となりそうだ。