日本代表のFW大久保嘉人(26=ボルフスブルク)が古巣神戸と復帰に向けた最終交渉を行っていることが1日、分かった。大久保の代理人が、この日までにボルフスブルク首脳と会談。ブンデスリーガを初制覇し、来季の欧州CL出場権も獲得していることから残留を要請された。だが、関係者によると来年のW杯出場に向けて試合勘を重視する大久保側は、移籍する意思があると伝えたという。

 ボルフスブルクとは11年6月まで契約を残すが、3月以降は6試合で計57分しか出番がない現状を不安視。コンスタントに出場できる神戸を最優先に交渉している。関係者は「(6月17日)オーストラリア戦ごろには(去就が)決まるでしょう」と明かした。