<JFL:ソニー仙台0-0栃木ウーヴァFC>◇前期第1節◇14日◇秋田・仁賀保グリーンフィールドほか

 昇格組の栃木ウーヴァFCをホームに迎えたソニー仙台はドローに終わった。

 つかみ損ねた流れを最後まで取り返せなかった。ソニー仙台は開始から再三、ゴール前まで攻め込むも、ネットを揺らせない。歯車が狂い始めるとスローインを敵に出すなど、凡ミスで自滅。社会人リーグから昇格したばかりの栃木に大苦戦し、引き分けに終わった。13日、J1仙台が同じピッチで連勝を飾り「先輩」にあやかりたかった初戦。田端秀規監督(39)は「ベガルタさんの勢いをもらいたかった…」と悔やんだ。

 昨季3位からJFL優勝を目指す今季。2月下旬から山形など、Jクラブと練習試合を3戦し、手応えをつかんだ。順調な仕上がりで開幕を迎えただけに、痛恨のドロー発進だった。

 次戦(21日)も昇格組の松本山雅(長野)と対戦。本年度の天皇杯でJ1浦和を撃破した難敵だ。松本球技場では約1万人の観客も敵に回す。「ゴールを奪って流れに乗る」と田端監督は必勝を誓った。【湯浅知彦】