<J1:磐田2-1東京>◇第23節◇18日◇ヤマハ
磐田はホームに東京を迎え、2-1で競り勝った。前半だけで2トップのジウシーニョ(26)と前田遼一(28)がそれぞれゴールを奪い、最後は逃げ切った。今季2度目の連勝で、7年ぶりの公式戦ホーム6連勝。順位も暫定ながら11位に浮上した。
降格圏どころか上位の背中が見えてきた。磐田は前半18分、MF船谷の左クロスに後方から飛び込んだジウシーニョが先制点を決めた。同34分には前田が巧みなドリブル突破から追加点。後半に1点こそ許したが、ピンチでは身を投げ出し、球際で激しく競り合い、最後は逃げ切った。今季2度目の連勝で7年ぶりの公式戦ホーム6連勝。11位に浮上し、GK川口は「みんなが自信を持って勝利への執念を見せている」とチームの奮起にうなずいた。
絵に描いたような先行逃げ切りも、攻撃的采配が実を結んだ。主将の那須を出場停止で欠き、代わりにMF山本康をボランチに入れ、船谷が2試合ぶりに左MFで先発復帰。那須不在で守備力を懸念しつつも「このメンバーなら、相手よりもボールを保持することができる」という柳下監督の狙いがはまった。
序盤から主導権を握り、船谷のアシストで生まれた先制点でチームは加速。前田がDF駒野のおぜん立てから2戦連発となる事実上の決勝点を決めて、きっちりエースの仕事をやってのけた。後半失点後の相手の追い上げムードも、磐田の勢いを飲み込むことはできなかった。2年ぶりにキャプテンマークを巻いて、チームをけん引した川口は「1点返されても慌てない。それぞれが役割を果たすことができた」と勝因を挙げた。
気づけば借金1。勝ち点30で、上位との差もつめてきた。それでも常勝時代を知る前田は「まだまだそこまではいっていない」と、勝って気持ちを引き締めた。【栗田成芳】



