<J2:草津1-0札幌>◇第32節◇10月31日◇札幌厚別

 札幌の10年は、寂しい幕切れとなった。前半立ち上がりは攻め立てたが、決定機に精度を欠き、後半15分に失点。無得点のまま、終了のホイッスルを迎えた。勝ち点は35のまま。残り6試合に全勝しても、現在の上位3チームを上回ることができなくなり、昇格が消滅した。

 ホームでは8月7日の北九州戦以後、5戦勝ちなし。今季の連勝は1度だけと、好調を持続できない弱さを露呈した。選手あいさつの際は約10分間、スタンドのサポーターからゲキが飛んだ。まず、選手を代表して主将の石川が「最後の厚別で結果を出せなくて申し訳ない」と謝罪。急きょ、フロントスタッフが「もう1度クラブとして立て直すので、これからも応援お願いします」と事情説明するなど、張り詰めた雰囲気が漂った。

 11月7日の次節千葉戦以降の試合は、来季へのスタートとなる。「昇格を果たせなかったのは申し訳ない。課題は得点が極端に少ないところ。アイデアや発想は出てきた。ゴール前での正確性を上げていければ」と石崎監督。失敗を糧にして、前に進んでいくしかない。【永野高輔】