仙台レディースDF鮫島彩(25)が、入団時に掲げた目標を早くも2つクリアした。25日、日本協会が展開する復興プロジェクトのゲストコーチとして招かれ、仙台市の八乙女小学校を訪問。1年生99人とミニゲームなどで交流した。「初めて参加させていただいて、地元の子どもたちと触れ合うのはすごく貴重な時間でした。心から楽しめましたし、幸せな時間を過ごせました」とニッコリ。入団会見で「女子サッカーの普及や地域貢献の場に積極的に参加したい」と話していただけに、念願かなって充実感があふれた。

 なでしこジャパンが誇る人気選手の登場に子どもたちは大盛り上がり。紺野利次校長(60)も「ウチの6年生がベガルタの神戸戦に招待されたばかり。私も今年で定年なので、いい思い出になりました」と感激しきりだった。

 鮫島自らの希望で挑戦している攻撃的ポジションでは、23日の京都SC戦で移籍後初ゴールとひとまず結果を出した。あとは、チームの1部昇格という大命題に集中する。