<J1:磐田1-2鹿島>◇第29節◇15日◇ヤマハ
記念ゴールもむなしかった。磐田は鹿島に競り負けた。1点を追う後半23分にルーキーFW金園英学(23)がホーム通算600号となるヘディング弾で同点とした。今季10点目をマークし、J史上3人目となる新人2ケタ得点を達成したが、直後にオウンゴールで失点。02年以来、ホームで勝利がない難敵にまたしても屈した。
大記録となった今季10点目も泥くさかった。金園は1点ビハインドの後半23分、MF山田のクロスに迷わず突っ込んだ。ワンバウンドしたボールを高い打点のヘディングで合わせて同点。8月14日の柏戦以来、2カ月ぶりに得点し、試合を振り出しに戻した。同ゴールでホーム通算600号を達成。94年に大石隆夫が第1号を決めてから、6422日で大台に到達した。
金園は「600ゴールが取れたのはうれしいけれど。601ゴール目を取れなかった方が悔しい」。ゴール直後は、スタジアムの雰囲気も最高潮に達し、逆転に向けた流れを引き寄せたかのように見えた。だが、同25分、左サイドから安易にクロスを上げられると、DF山本脩のクリアミスでオウンゴール。つかみかけたリズムを一瞬で明け渡すと、堅守の鹿島に守りきられた。柳下正明監督(51)も「非常に残念。もったいなかった」とうつむいた。
勝てば順位で鹿島を上回れる可能性もあっただけに痛い敗戦となった。リーグ戦は残り5試合。金園は「久しぶりに点が取れたことは次のステップになる。次は勝利に導けるように頑張りたい」と気持ちを切り替え、次戦を見据えた。【神谷亮磨】



