磐田が、今日28日に今季初めての練習試合を行う。15日に始動してから2部練習6回を含め、ちょうど2週間を迎える。森下仁志監督(39)は「強度は強いと思う。選手の集中力が高いから。選手がいい空気感をつくってくれている。おれは最初に背中を押すだけだから」と、ここまでの練習に手応えを感じ、今日の午後3時から東海学園大と30分×3本の練習試合に臨む。

 わずか2週間の練習の中に「森下イズム」がしっかりと潜んでいた。ボール回し中心の練習で負荷を上げてきた。「ボールを支配するにはボールを回さないといけない。テニスで錦織が勝つのもそう。大きい相手に勝つには、動かしてやらないと」。全豪オープンで80年ぶりの8強に入った錦織を引き合いに出し、目指すサッカースタイルがベールを脱ぐ。疲労感を感じている中でも、何ができるのか。「組織で動けているかどうか。疲れている中でもやるのがサッカー。そういう視点で見ている」。勝つための土台を今、築いている。

 サッカーを語る上でありがちな、システム論にも執着はない。「システムでサッカーはやらない。攻守一体でやることには変わらないから。実戦以上の練習をやっているから」。練習の中で過去3年やり続けた4バックでも、新たな3バックに変わっても対応できるためのことはやっている自負がある。初の対外試合も練習の延長線。今季のジュビロが徐々にできあがっていく。【栗田成芳】