8月31日の鹿島戦後に辞意を表明し、クラブも慰留を断念していた柏ネルシーニョ監督(63)が一転、再び指揮を執ることになった。

 柏の選手たちは5日、鹿島戦後に感情的になって辞意を表明し、天皇杯1試合を挟んで“復帰”するネルシーニョ監督について冷静に受け止めた。DF近藤直也(29)は「それぞれ感じることはあるだろうけど、監督が代わった方が最初からいろいろやらないといけない。むしろ混乱もないと思う」。主将のMF大谷秀和(28)は「公式の場であの発言が出たことはすごく大きいこと。それが1日、2日で今まで通り、普通に動くことの方が不自然。それぞれが時間をかけて消化していけば」と話した。