清水は5日、中大と練習試合(45分×3本)を行い、4-4で引き分けた。2本目の19分まで出場した主力組は3-2で勝利したが、内容では課題を残した。

 1本目の8分、GK櫛引政敏(21)がバックパスの処理を誤り、先制点を献上。同23分にも中盤でボールを奪われると、ショートカウンターから追加点を許した。攻撃面でも相手の激しいプレスに苦戦。決定機は2度ほどで、奪った3点も相手が主力全員をベンチに下げた2本目だった。

 アフシン・ゴトビ監督(50)は「今日は結果ではなく、身体的にどういう状況なのかを見た。今は非常に良い状況にある。ここから戦術の細かい部分を確認していく」と話したが、19日に控える川崎Fとのリーグ再開戦までは残り2週間。12日には天皇杯2回戦も控えている。前半戦からの修正は、果たして間に合うのだろうか。【前田和哉】