仙台の新外国人MFハモン・ロペス(24)が6日、J2山形との練習試合(35分×2)で実戦デビューを果たした。2本目から右MFで出場し、185センチの長身を生かした空中戦の強さを披露。相手を引きずりながらのドリブル突破や強烈なシュートなど、圧倒的なパワーを見せつけた。

 高い、強い。2本目から登場したハモンの迫力に、500人を超えるサポーターが沸いた。ピッチ上での競り合いでは相手をはじき飛ばし、空中戦もほぼ全勝。25分の先制点も、ハモンのヘディングが起点だった。35分間の来日初実戦を終えると「コンディション的に厳しい部分はあったが、いくつか得意な形も見せられたし、ゴールに絡めてうれしい」と笑顔。マークについた185センチの山形MF谷村は「ディエゴと同じくらい(体が)強い。すごかったです」と脱帽した。

 志願の右MFデビューだった。試合前、渡辺監督に「右から中に入っていくプレーがしたい」と直訴したというとおり、サイドライン際でボールを受ける機会はほとんどなかった。パスやドリブルもゴールに向かって仕掛け、相手DF2人に囲まれながら左足で強烈なミドルシュートも放った。ボランチに入った武井は「個人的には、やりやすかった。中に入ってきてくれるので、パスの選択肢も増える」と新助っ人のプレースタイルを歓迎した。

 来日初実戦ながら、周囲を生かそうとするプレーを随所に見せた。指揮官は「ヘディングの強さは思っていた以上だった。重戦車のようなドリブルも日本人にはないもの」と評価した。状態や連係が上がってくれば、さらに破壊力が増すに違いない。【鹿野雄太】