新体制は“オシム流”でバリバリ鍛える!

 J2札幌のバルバリッチ新監督(52)が、試合結果次第ではオフ返上でトレーニングする方針があることが3日、分かった。今日4日に来日するが、チームにオフ日は、まったく伝えておらず、6日長崎戦以降の日程は白紙の状態。指導を受けたイビチャ・オシム元日本代表監督の影響もあり、ハードな練習でチームを徹底強化することになりそうだ。

 財前体制は、前週の練習日程と合わせて、試合後のオフ日が選手に伝えられていたが、監督交代とともに、状況は一変する。バルバリッチ体制は原則、オフは試合日まで未定。6日長崎戦後についてクラブ関係者は「監督が来ないとまったく分からない状況。試合内容次第でオフがない可能性もある」と話した。

 旧ユーゴスラビア代表時代に指導を受けたオシム氏は千葉時代、月にオフ1日ということもあった。指導方針は、同氏を踏襲する部分が多く、愛媛時代も、試合の内容次第でオフ返上での練習もあった。練習時間も1部練習が、当日急きょ2部練習になることもあり、その分、多彩なメニューを駆使して、体と頭を同時に鍛え上げていく。

 ある選手は「新監督が来たら、そのやり方にそってやっていくのがプロ」と言う。「オフから学ぶものは何もない」と言ったオシム氏同様、3カ月の突貫工事は、激しいトレーニングでチームを一気に、たくましく変えていく。