元日本代表監督のジーコ氏は3日、ブラジルのテレビ局グロボのインタビューで国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選挙に出馬する意向を明らかにし「私は世界中で名前を知られているし、経験も豊富だ。チャンスは十分にある」と意欲を示した。

 6日に行われる欧州チャンピオンズリーグ決勝の観戦のため訪れたベルリンで取材に応じた。「立候補するのは、今のFIFAは前途に大きな可能性が広がっているからだ。プラティニ(欧州サッカー連盟会長)も選手出身で立派に組織を率いている」と述べた。

 招致に絡む不正疑惑で捜査されている2018年、22年のW杯については「汚職の証拠が出たら開催を返上するべきだ」との立場を示した。