マインツの日本代表FW武藤嘉紀(23)が、ブンデスリーガ初ゴールを含む2得点で勝利に貢献した。1トップで先発し、前半15分に先制点。MFサンペリオのスルーパスを受けて左足でGKの左脇を狙い、ポストに当てながら押し込んだ。公式戦4試合目、リーグ戦3試合目で移籍後初得点をマークすると、同29分に2点目。左CKの折り返しを頭で押し込んだ。

 後半42分に交代するまで精力的に動き、チームをホーム初勝利へ導いた。待望の初ゴールについて「非常にうれしく思う。この得点で肩の荷が下りたと思うので、これから増やしていきたい」と笑顔。「キレが出てきたことは練習から分かっていた」と予感を現実に変え「ブンデスはレベルが高いのでチャンスが限られる。その中で、いい形で抜け出せた」と満足した。

 試合後は、W杯ロシア大会アジア2次予選(3日カンボジア戦、8日アフガニスタン戦)を戦う日本代表に合流するため、約1カ月半ぶりの帰国の途に就く。海外組として納得の状態でハリルジャパンに加わる。