マインツの日本代表FW武藤嘉紀(23)が、ブンデスリーガ移籍後初のハットトリックを達成した。武藤の複数得点は2点を決めた8月29日ハノーバー戦以来、今季2度目。2戦連続ゴールの武藤は今季得点を6点に伸ばした。

 武藤はアウェーのアウクスブルク戦に先発すると、0-0の前半18分にMFデブラシスの左からのパスを、倒れ込みながら左足で押し込んで1点目。同30分にも味方シュートの当たり損ないを拾って右足でゴールした。マインツはその後、立て続けに3点を失ったが、武藤が後半ロスタイムに3点目を入れて、なんとか3-3のドローに持ち込んだ。

 マインツは前節10月24日ブレーメン戦では武藤の1点だけに封じ込まれ、1-3と完敗。続く同28日のドイツ杯2回戦・1860ミュンヘン戦でも1-2で2部クラブにまさかの敗北を喫した。この日はフル出場した武藤の3発でなんとかドロー。守備の不安定さは解消されず、これで公式戦4戦白星なしとなった。