ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督(46)が16日、イタリア杯サンプドリア戦(17日)の前日会見で、日本代表FW本田圭佑(29)についての質問に答えた。

 完全に控えとなり、ベンチを温める背番号10について、日本のテレビ局から「本田はチャンスを与えられた時、何が足りなかったのか?」との質問が出た。これに指揮官は次のように答えた。

 「それは、彼に聞くことだ。監督を迷わせるため、何をしなければならないかは、彼自身がよく分かっているはずだ。それがうまくいく時もあれば、いかない時もある。

 彼はクラブにとって重要な選手だし、彼の力を信じているが、他の選手と同じようにいい時もあれば、よくない時もある。他の選手が彼よりよければ、その選手が試合に出ることになり、彼は自分の番を待つことになる。

 彼はシーズン最初に先発で出続け、それからベンチスタート、出場しない時もあった。ただ、今後先発でフル出場する時もやってくるかもしれない。どうなるか見ていこう。

 本田は明日の試合には招集する。明日出るかどうか、何分プレーするかは、いろいろな可能性がある」

 その後、同僚のフランス人DFメクセスも本田について言及。「彼はモチベーションも高いし、練習も真面目にやっている。コンディションもいい。だから問題はない。私も彼のようにプレー(=出場機会が減少)しているが、文句は言わず監督に選んでもらうために練習している。だから真面目に練習してチームを助けなければならないのは、彼も私も同じだ。皆落ち着いて練習しているし、勝つためにはそれが必要だ」と話した。