ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)のクラブ批判ともとれる発言を5日、情報サイトのミランニュースが掲載した。日本の共同通信による英語インタビューをイタリア語に翻訳して転載したもの。「もう、ある選手を獲得して、その選手がすべてを解決するという状況ではない」などと発言したと伝えている。正論だが、クラブの強化方針に異を唱えたともとれる。それでなくても、昨年10月4日ナポリ戦後に同様の強烈な発言をしており、2度目。発言の一部だけが独り歩きし、去就に影響を与える可能性も否定できない。

 リーグ再開となる今日6日のボローニャ戦での先発復帰が予想される中、タイミングが悪い。会見したミハイロビッチ監督は「ケイスケを呼んで直接話をしてみないと分からない。母国でのインタビューは難しい。私も選手の時にそんなことがあった」と冷静に反応。一方でミランニュースは「試合に集中している今、このような発言をするべきではない」と批判的だった。(波平千種通信員)