MF清武弘嗣(26)、MF山口蛍(25)、DF酒井宏樹(25)が所属するハノーバーのOBが、クラブを痛烈批判した。独ビルト紙が報じた。

 現役時代には主将としてチームをけん引し、のちに監督にも就任したハンス・ジーメンスマイヤー氏(75)は「恥ずかしく思うよ。クラブには申し訳ないが、もう希望は持っていない」とコメント。ハノーバーは今季25試合中18試合で敗れ、2016年に入ってから得た勝ち点はわずか3だ。

 ジーメンスマイヤー氏は「サッカーになってない。5メートルのパスが届かない。うちの選手の80%は3部リーグレベル。守備を見たら、混乱して何をしていいかわからずにペナルティーエリア内を走っているだけ」とばっさり。

 山口ら新加入選手については「冬に6選手を獲得したが、うち5人はブンデスリーガのレベルにない。アルメイダはそれまでの1年間ほとんどプレーをしていないし、サライは1年間ノーゴール。あの日本人とボルフは2部リーグから来た選手。フォッスムはユース選手だ。機能するわけがない」と話した。

 1部残留の可能性について「私の中ではハノーバーはもう降格した。残りの試合では少なくともチームのプライドを守り、戦うべき」とした。