ドイツ2部リーグ最終節が行われ、ザンクトパウリのFW宮市亮(23)が、ホームでのカイザースラウテルン戦で今季初得点を含む2得点、1アシストを挙げ、5-2の勝利に貢献し、最高の形で今季を締めくくった。チームは4位でシーズンを終えた。

 0-1の前半5分、左後方からの難しいロングパスを左足ダイレクトで合わせ、ゴール右隅に決めるスーパーゴールで移籍後初得点を記録。2-1の後半12分にもペナルティーエリア内左から右足でこの日2点目を決めた。

 開幕前に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがで苦しいシーズンとなったが復帰5試合目、今季初めて先発した試合で2得点。「このゴールが来シーズンにつながればいいかなと思います。けがをしたときは復帰できるか心配だったけど、最後にチームに貢献できて良かった」。最終節で大きな1歩を踏みだした。(鈴木智貴通信員)