MF香川真司が2得点1アシストの活躍を見せ、すでに決勝トーナメント進出を決めているドルトムント(ドイツ)がホームでレギア・ワルシャワ(ポーランド)に8-4で大勝した。

 香川は0-1とリードされた前半17分、右サイドからのMFローデの折り返しをMFデンベレがワンタッチではたき、ファーへワンバウンドで抜けたところに走り込み頭で押し込んで同点ゴールを奪うと、その1分後にはペナルティーエリア中央で右からのデンベレのパスを受け、トラップをややミスしたものの冷静に左へ持ち直して相手DFをかわし、ゴール右へ腰を回転させた左足シュートを突き刺し、2分間での逆転劇の主役を演じた。さらに4-2となった同32分、ペナルティーエリア左から丁寧なラストパスを送りFWロイスのゴールをアシストした。

 香川の欧州CLでのゴールは11年11月23日の1次リーグの1-2で敗れたアーセナル戦以来。

 前半を5-2で折り返したドルトムントは後半に入っても攻撃の手を緩めず、ロイスが同7分に6点目を奪い、同36分には香川のパスカットを起点にしたカウンターからDFパスラックがゴールを決めた。さらに同ロスタイムにはロイスのシュートがオウンゴールを誘い、8-4で勝利した。両チーム合わせて12得点は、03年11月3日のモナコ-デポルティボ戦の8-3を超える欧州CL最多得点。

 香川はフル出場した。

 ドルトムントは4勝1分けの勝ち点13で首位を守り、12月7日の最終節にアウェーでRマドリード(スペイン)と1位突破を懸けて戦う。