1日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトは、4月30日に行われたセリエAの試合について伝えた。

 4位のラツィオが2位のローマを3-1で下し、ラツィオのS・インザーギ監督は「すべてにおいて相手より勝っていた。すばらしい勝利だ。このチームがどこから出発したかを考えると、大きな躍進だ」と喜んだという。この試合のウオーミングアップ中にFWインモービレはインフルエンザによる胃腸炎で出場を諦めざるを得なかった。

 エンポリはサッスオロに1-3で負け、パレルモが2-0でフィオレンティナに勝ったため、セリエA残留争いが白熱化してきた。パレルモは勝ち点19で19位、クロトーネは同25で18位、エンポリが同29で17位。クロトーネはACミランと引き分け、貴重な勝ち点1を取っている。

 カリャリが1-0でペスカラを下した試合で、試合終了間際にペスカラのガーナ代表MFムンタリが黒人選手を侮辱するブーイングをされ、ムンタリは主審に試合を中断するように言った。その直後に、ミネッリ主審から警告を受け、ムンタリは怒ってピッチから出て行った。「審判は私に、観客に話しかけないでプレーしろと言った。だから私は彼に、試合を中断する勇気がないのだろうと言ったんだ」と話した。