ケルンFW大迫勇也(27)は、後半開始から出場したがゴールを奪うことはできなかった。

 後半から登場した大迫はFWモデステと2トップを務め、同1分には後方からのパスをダイレクトで裏へ送り、相棒モデステのシュートを演出した。同10分には、自陣でレーバークーゼンのDFバウムガルトリンガーにショルダーチャージをお見舞い。オーストリア代表中盤の要を吹き飛ばしてボールを奪うなど、守備でも魅せた。

 しかし2点をリードした同12分からはフォーメーションを5-4-1に変更し、大迫は右MFへ。ケルンは防戦一方となり、大迫もディフェンスに忙殺されてしまった。

 試合はケルンがMFヨイッチ、DFクリュンターの得点で後半4分までに2点をリードしながら、そこから追いつかれてのドロー。ケルンは勝ち点46の7位で、欧州リーグ出場圏の6位フライブルクとは勝ち点2差で、最終節マインツ戦に逆転進出の望みをつないだ。シュテーガー監督は「90分間の戦いの内容を考えれば、勝ち点1で満足していいだろう。我々も効率的に点を取ったが、レバークーゼンのほうが我々よりもベターなチームだった。欧州リーグ出場のチャンスはまだ残されている。出場をかなえられたら本当に素晴らしいことだ」と話した。

 試合後の大迫との一問一答は次の通り。(鈴木智貴通信員)

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 -(前節は体調不良で欠場したが)体はもう大丈夫?

「大丈夫です!」