セリエAで2位ナポリが敵地で首位ユベントスを1-0で下し、勝ち点1差に迫った。23日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトは以下のように報じた。

 ナポリがバスでスタジアムへ入る際、相手サポーターから罵声を浴びせられ、バスの最前列に座っていたサリ監督は中指を突き立てて見せた。同監督は試合後に「あれは、ナポリを侮辱し、唾を吐きかけていた者がいたので、それに応えたまでだ」と説明した。

 試合は、後半45分にカジェホンが蹴った右CKに合わせたセネガル代表クリバリがヘディングゴールを決めた。クリバリは「これは最も重要なゴールのうちの1つだ。ここで勝つことは不可能に近いことだったから。しかし、僕らは彼らに勝つことができると信じていた。最後の最後まで信じ続けていかなければならない。このゴールは私たちを応援してくれているナポリのサポーターにささげる」と話した。

 サリ監督は「素晴らしいナポリのサポーターたちに喜びを与えることができた。リーグ優勝? ユベントスは我々より上位にいることに変わりはない。可能性は低い。今は次のフィオレンティナ戦のことを考えていかなければならない」とコメントした。

 一方ユベントスのアレグリ監督は「今日我々は相手より劣る試合をしていた。この敗戦をできるだけ早く拭い去らなければならない。土曜のインテル戦が今季優勝かどうかの決め手となるだろう」とした。