欧州CL準決勝第1戦でバイエルン・ミュンヘンは1-2とレアル・マドリードに敗れた。26日の独紙ビルトは以下のように報じた。

 試合前、Bミュンヘンの面々はとてもポジティブな雰囲気だった。だが試合は1-2で敗れた5月1日の試合でひっくり返すことはできるのだろうか。

 奇跡しか救いはない。多くのBミュンヘンのファンは17年準々決勝を思い出しただろう。あの時も1-0とリードを奪いながら1-2で敗れた。

 この試合で負傷したアリエン・ロッベンとジェローム・ボアテングがマドリードでの第2戦に出られるかは微妙だ。ユップ・ハインケス監督は「アリエンはおそらくそこまで悪くない。ジェロームはおそらく欠場するだろう」と話していた。

 両チームとも経験豊富な選手を多く起用した。Bミュンヘンの先発平均年齢が29・9歳、Rマドリードは28・9歳だった。

 ヨシュア・キミヒは「あれだけ多くのビックチャンスはこの前のハノーバー戦でもなかった。Rマドリードは2度のチャンスで2点決めた」と振り返り、トーマス・ミュラーは「弱気すぎた。多くのチャンスがあった。ブンデスリーガの試合だったら『ダンケ』(ありがとう)といって決めていたけど、今日はこの試合の持つ意味が1つの要素となったのかもしれない」とコメント。ハインケス監督は「相手に自分たちのミスで2点をプレゼントした。あれほどのビックチャンスを決められないとRマドリード相手に負けてもなにも不思議はない」と話した。

 Rマドリードのクロースは「Bミュンヘンの方がひょっとしたらいいチームだったかもしれない。僕らのプレーは平均的なものだった」と語っていた。