マンチェスターCが、ACミランMFカカ(26)の獲得に推定総額2億7565万ユーロ(約330億円)を投資することが分かった。英メディアによると、マンCは史上最高1億2000万ユーロ(約144億円)の超大型オファーを提示した上で、移籍が決定すればカカの代理人グループに3500万ユーロ(約42億円)、カカ本人には5年契約で年俸2413万ユーロ(約29億円)を支払う考えだという。

 マンCのヒューズ監督は「金額は公表できないが、クラブの志を理解してもらえる」と話したが、「ご意見番」アーセナルのベンゲル監督が黙っていなかった。「世界経済の行方が心配される中、現実と連動しない。抽象的ともいえる金額だ」と痛烈に批判した。

 金額ばかりが注目される今回の移籍交渉だが、カカの代理人は「現時点で移籍が決定したというのは大げさ。しかし、カカが移籍を拒否したというのもまた大げさな話だ」と含みを持たせた。(春日洋平通信員)

 [2009年1月17日7時43分

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