エジプトがイタリアを撃破/コンフェデ杯
<コンフェデ杯:エジプト1-0イタリア>◇18日◇1次リーグB組◇南アフリカ・ヨハネスブルク
アフリカ王者のエジプトが、W杯の前回覇者イタリアを1-0で破った。前半40分にCKからMFモハメド・ホモス(30)が先制すると、後半はGKエッサム・エルハダリ(36)がスーパーセーブを連発。5分以上の長いロスタイムも耐え抜き、アフリカ勢として初めてイタリアに土をつけた。初戦で王国ブラジルと3-4の大接戦を演じるなど、大会の台風の目となりそうな勢いだ。
王国ブラジルを追い込んだ力はフロックでなかった。ロスタイムに突入して5分25秒、エジプトの勝利を告げるホイッスルが鳴った。36歳のGKエルハダリを筆頭に歓喜の選手たちはピッチにひざまずき、地面にキス。前回のW杯王者を破り、シェハタ監督は「大金星だ!」と歓喜の声を上げれば、FWジダンも「すばらしい勝利に特別な気分だ。とても誇らしく思う」と胸を張った。
攻守にイタリアのお株を奪った。代表153試合目の守護神エルハダリが次々とファインセーブをみせれば、前線でFWジダン、MFアブトリカが華麗なテクニックで相手を翻弄(ほんろう)。そして前半40分、CKからMFホモスが打点の高いヘディングで、世界的な名手ブフォンの守るゴールを破った。しかも1-0の勝利を美しいとする堅守イタリアに、逆のスコアで競り勝った。イタリアメディアは「ミイラ取りがミイラになった」と悔しがった。
大会直前、エースFWザキが左太もも負傷で離脱した。登録23選手中、欧州でプレーするのはジダンとエルハダリだけ。国際経験こそ少ないが、エジプト国内の選手を中心に「強豪国をひと泡吹かせよう」とチームはまとまった。FIFAランクはイタリアの4位に対し、エジプトは40位。DFゴマーは「セリエAのトップ選手たちはとても手ごわかった。だから、この勝利を心から喜びたい」。アフリカ勢として15試合目で、初めてイタリアを破った。
初戦でブラジルと互角に渡り合った。終了間際のPKで3-4の惜敗ながら「相手が長旅で本調子でなかった」と片づけられた。しかし、今回の勝利でアフリカ王者の力を証明。シェハタ監督は「いい試合をしながらブラジルに勝てなかった。でも、この勝利で準決勝への希望が出た」。次は米国戦。無印だったエジプトが、台風の目となった。
[2009年6月20日9時39分 紙面から]
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- モハメド・ホモス
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