陸上男子短距離で今季好調のジャスティン・ガトリン(米国)に、国際陸連(IAAF)の年間最優秀選手の資格がないことが13日、分かった。IAAFがロイター通信の取材に答えた。昨年11月に選考方法が変わり、ことしから重大なドーピング違反で処分を受けた選手は候補から除外されることになったため。

 ガトリンは2006年に筋肉増強効果のあるテストステロンに陽性反応を示し、4年間の出場停止処分を科された。昨年に最優秀選手の候補に入り、物議を醸した。