<陸上:全日本大学駅伝>◇3日◇愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮(8区間106・8キロ)

 今年の箱根王者・日体大は、アンカーの矢野圭吾(4年)が脱水症状で、よもやのブレーキ。3位から8位に順位を落とし、来年のシード権を失った。

 箱根の山登り5区で区間賞を取ったエースの服部翔大(4年)は、エースがそろう4区で区間2位とまずまずの走りで「個人的には最低限の走りができた」としながら、チーム全体としては「まとまりのなさの結果。足りない部分がハッキリ出た」と指摘した。

 別府健至監督(47)は、日体大が最後に優勝した25年前にアンカーを務めた。それ以来の優勝を目指したが、結果的に、優勝回数11回で駒大に並ばれる結果になった。「昨年の今と比べると、チームの勢いやムードは良くない。目に見えない部分を、きっちりやっていない。出雲は(距離が短く)ごまかしが効くが、全日本や箱根は効かないと思っていた。それが的中しました」と厳しい表情で話した。